「変わったねぇ」とよく言われる。

「外見はね。中はさっぱり」そう答えてみる。



彼らが言わんとしてる意味は良く分かるんだ。なんせ「服着てる」んだもの。それも性別が分かる類いの。

そりゃ思うわな。記憶の最後にある友人が肥満かつ万年ジャージだったはずなのに、数年ぶりに会ったら両方とも覆ってんだ。
自分がその立場でも真っ先に言うわ。つーか大声で笑い飛ばしてネタにしてるわ。いや、そこまではしないか…


そうだね、確かに私服ジャージは卒業できたわな。ていうかぶっちゃけ当時もどうにかしようとは思ってたんだが、なにぶん親と一緒に服を買いに行くのが恥ずかしすぎてイヤだったから着るものがジャージしか無かったんだ。

だがまあ、うん、これだけ外見変わったんだから中身も・・・なんて期待を裏切るようで悪いんだが、中身はさっぱりなんだ。
ていうか、変わった変わった言うがな、よく考えるんだ。
ジャージか私服になっただけだろ、あと付け加えるなら老けたくらいだが。どんだけレート低いんだ自分wwwまいいけど。


つーか、都内から地元来るのにジャージは無えわ。年齢的にも、さすがに。
ただ家着けばジャージなんだぜ。そこは断固死守



ん？それもあるがまだあるって？
そだね、痩せますたよ。それが何か？



羨ましいって？アホ抜かせ、こちとら飢えて絶えそうだっつーの。

朝も早よから動く生暖かい箱ん中で1時間以上潰されて、お天道様拝まないまま職場について。
狭いオフィスの狭い席でひたすら画面とにらめっこ。動くのは視線と指先オンリー、気がつけば錆びたおもちゃの気分だ。
昼休みにようやく休憩、
駄菓子菓子1時間も無い。労働基準法？なにそれおいしいの？

そしてまた椅子の上。
希望溢れる机上論で出されたノルマは一日の就業時間24時間(休憩2時間考慮)計算です。
土日は計算外なので、曰く「土日も入れれば一日あたりこれだけでいいんだよ」とのこと。あなたがテレビ通販の売り子か。

定時は暗黙の22時。すっかりお天道様は御隠れになって変わりに月がこんばんは。
しかし月すら見ること無く鮨詰めの箱へ。生臭いとか比喩ですらない。


某駅のコンビニも本屋もしまった頃にようやく帰宅。
当然夕飯なし。むしろ食ったら明日の朝が大変なことになるので。


服やら何やらはネット通販でしか買えず、っていうかむしろ受け取れる日すら無いのが現状。
娯楽もなにもあったもんじゃない。








まあ、つまりなんだ。


期待してくれるな。頼むから。







そして再三。女の子にプログラマーは勧めません。絶対に。

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